YouTube登録者1000人までにかかる目安期間と投稿本数を解説

”YouTube運用を始めてウェブ集客を加速させよう”と、大きな期待感を持ってYouTubeを始めたものの

このような悩みが出てきていませんか？

登録者1,000人というラインは、YouTube運用を始めた人の多くが最初に設定する目標です。

しかし、じつはこの目標をクリアできる発信者はほんの一握り。以下のグラフをご覧ください。

YouTubeにおいて、登録者1,000人を達成できている人はたったの15%。じつに85%もの発信者は登録者1,000人を突破できていないのです。

登録者1,000人と聞くと少ないように感じるかもしれませんが、実際にやってみるとこれほどまでに厳しい壁であることがわかるでしょう。

ご相談にいらっしゃる方のなかでも「1,000人までが想像以上に遠く、もうやめようかと考えていました…」という声も少なくありません。

しかし、じつは登録者1,000人までであれば、方法さえ誤らなければほとんどの人が再現性高く達成することができます。

登録者1,000人が難しい理由3つ

冒頭でもお伝えしたように、YouTubeにおいて登録者1,000人という目標は想像以上に大変です。では、なぜそこまで1,000人という数字が難しいのでしょうか？

上図のグラフで示すように、現在の日本には確認できるだけでも91,625チャンネル（ユーチュラ調べ 2024/9 時点）あります。当然、登録されていないチャンネルも存在するため、実際には10万を超えるチャンネルが存在するでしょう。また、YouTubeにはおよそ20種ほどのジャンルが存在します。

イメージしやすいようにあえて単純計算をすると、1ジャンルあたりに5,000チャンネルが競い合っているということになります。視聴者は同じジャンルの中では、せいぜい2〜4チャンネルほどしか定期視聴をしません。

つまり、この5,000組の中から自分のチャンネルを選んで視聴し続けてもらうためには、多くのライバルから視聴者の時間を勝ちとらなければならないということです。そして、これがそう簡単ではないため、多くの発信者が途中で断念をしていきます。

ここまで聞くと、登録者1,000人という目標はとても難しい無謀な挑戦のように感じるかもしれません。しかし、これまで筆者自身でも2つのチャンネルの運用、さらに200組を超える発信者にアドバイスをしてきたところ、1,000人を達成できないチャンネルの原因にはパターンがあることがわかりました。

理由１：投稿するテーマが定まらない

登録者1,000人という目標は、慣れてくるとパターンが決まっておりそれほど難しい目標ではありません。しかし、多くの発信者が守るべきセオリーから知らず知らずのうちにずれてしまっているため、1,000人という壁が難しくなっています。その失敗の代表例となるのがテーマのズレです。

このように、発信する側としては同じジャンルだから見てくれるはずと思っていても、視聴者側からすると発信者に求めている需要とずれているということも少なくありません。視聴者はチャンネルに対して「〇〇を見たい時はこのチャンネル」というように、自分の興味に対する専門リストを作っています。

例えば、いま笑いたいなと思う時に見るのは、好きな芸人Aさんの動画。新作ゲームのプレイ様子をダラダラ見たい時は、実況者Bさんの動画。今晩のおつまみをパンチの効いた味にしたい時は、料理研究家Cさんの動画というように。

この「視聴者が〇〇したい時に見たいチャンネル」の候補に自身のチャンネルが上がるようになれば、リピーターになってくれるため登録をしてくれやすくなります。そのためには、発信するテーマを統一して誰か1人にとっての〇〇専門店にすることが重要です。

理由２：差別化ポイントがわからない

ライバルではなく自分のYouTubeチャンネルを選んで欲しいと思ったら、他社との差別化ポイントに着目する方が大多数でしょう。

この時にやってしまう失敗例としてよくあるのが、自社の強みだと思っている要素を無理やり付け加えるケースです。

例えば、視聴者（消費者）が「定期点検日まで家で簡単にできる手入れ方法」を求めている時に、自社の強みとして「扱う車種の多さ」を動画の演出に盛り込んだ場合、視聴者の望むものと自社の強みはズレてしまいます。

言葉で書くと”さすがにそんなズレが起きていたら気づく”と思うかもしれませんが、意外と気づかないのがYouTubeの恐ろしいところです。基本的に意識しておいてほしいことは強みや価値というのは視聴者が決めるのであって、発信者が決めるものではないということ。

そのため、すでに持っている強みを付け加えるという思考法だと、その強みが視聴者の求めているものとズレるということがよく起きてしまいます。そんな時に試していただきたい方法が勝てる領域まで分解するというやり方です。

例えば、一言で車ジャンルの動画といっても

このように、たくさんの要素が存在します。すでに登録者が多い大手のチャンネルの場合は、車全般について扱っても視聴をしてもらえます。なぜなら、すでにチャンネルに対する信頼が生まれているからです。

しかし、まだ登録者が多くない小さなチャンネルの場合、広く扱えば扱うほどライバルが増えます。そのうえで見てもらうためには、ライバルたちよりもクオリティの高い動画を作り続けなければなりません。

そんな時に使える手法が、前述の自分がライバルに勝てる領域まで要素を分解していってそれらの掛け合わせるという手法（上図）。これこそが、需要を外さないまま独自性を見つける方法です。

理由３：一定のペースで投稿できない

YouTubeは動画1本を投稿するまでの労力が非常に大きいプラットフォームです。企画立案から台本作成、撮影から編集からサムネイル制作まで、やらなければならない作業がたくさん。それだけ労力をかけたにも関わらず、なかなか成果につながらないということもよくあります。

投稿を続けることに対して不安になることも少なくないでしょう。これらの不安は、すべての発信者が共通して持っているものです。かくいう筆者も、途中で挫折しかけた経験が何度もあります。半年ほどYouTubeから離れて投稿をやめたこともありました。

いまでこそ大手になっているチャンネルも、過去はいまの皆さまと同じようなことで悩み、同じようなことで苦しんできました。ですから、不安に感じたり、やめようかと悩むこと自体は悪いことではありません。

しかし、残酷なことにここでYouTubeチャンネルが伸びるかどうかの分かれ道が発生します。迷いが生じた時にこそ淡々と継続できるかどうか。もしここで途切れてしまうと、そのままフェードアウトしてしまう可能性が非常に大きくなります。

じつは、1,000人に到達できずにやめていくケースの多くは、この自ら断念してやめることが原因です。筆者の場合は運が味方をしてくれたおかげで戻ってくることができましたが、このまま戻らないというケースがほとんどなのです。

登録者1,000人までの目安期間と本数

YouTube登録者1,000人までにかかる目安の期間と目安の投稿本数は上図になります。ジャンル問わず集めた49チャンネル分をもとに算術平均をとった値のため、サンプル数の観点から統計的な信頼度としてはあまり高くありませんので、あくまで目安として参考にしていただければと思います。

チャンネル開設をしたばかりの登録者0人の状態から登録者100人までは、およそ3ヶ月で投稿本数が約20本。登録者0人から登録者1,000人までが、およそ7ヶ月で投稿本数が約45本。つまり、登録者100人から登録者1,000人までは、およそ4ヶ月で約25本となります。

どこかで一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、登録者100人から登録者1,000人まではセオリーさえ守っていれば成長が早いです。なぜなら、YouTubeにチャンネルの特徴データがたまってきており、すでについている100人の視聴者と似たような新規の視聴者にまでリーチしやすくなるためです。

ただし、ここで注意しなければならないことがコンセプトを統一して投稿すること。100人まで増えたということは、視聴者がそのチャンネルに対して特定の良さを感じているということ。その良さを途中で変えてしまうと、せっかく定まったペルソナ像がズレてしまいます。

この2つさえ意識すれば登録は伸びる

ここまでにさまざまな注意点を伝えてきたので、こんがらがっている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、究極的にはこの2つさえ頭の中で意識をしてYouTube運用を続けていれば、大きくセオリーからズレることはありません。

１. 視聴者起点で物事を考える

先ほどもお伝えしましたが、商品や動画の価値を判断するのは視聴者（消費者）です。どこに価値を感じているのかは、視聴者（消費者）目線で分析をしない限り見えてきません。

例えば、YouTubeだけの話でいうと、自身のチャンネルのコメント欄、ライバルのチャンネルのコメント欄、似たジャンルのコメント欄、Yahoo!知恵袋、そのほかSNSのつぶやきなど、このご時世ユーザーからの声を拾い上げる場所はたくさんあります。

視聴者はなにに悩んでいるのか、なにに興味を持っているのか。生の声を拾いあげ、その声が上がっている理由を考え続けることこそが、視聴者起点で物事を判断する最大の訓練になります。

２. 迷った時こそ継続をする

YouTubeを運用していると、このままの方針でよいのか、いまの調子で進めていたら成果が出る時がくるのかなど、いろんな迷いが生じるでしょう。しかし、投稿を続けていれば、再生回数やサムネイルのクリック率、視聴維持率などのデータだけでなく、高評価数や視聴者からのコメントなど、ユーザーの声も集まってきます。

それらの生情報さえ集まれば、そこから仮説を立てることができます。仮説を立てることができれば、動画投稿を通して検証をすることができます。これらの継続の繰り返しが、YouTubeチャンネルをいい方向へと導いてくれます。

一見するときれいごとのように感じるかもしれませんが、細かなテクニックや一時的な裏わざよりも、よっぽど重要になるのがこの一連の意識です。ぜひ、迷った時こそ継続をし、次のアクションを考えるための材料を集めましょう。

まとめ【YouTubeに役立つ特典付！】

YouTube登録者1,000人までの道のりは簡単ではないものの、守るべきことさえ守っていれば無謀な挑戦ではありません。今回の内容の中で特に意識をしてほしいことを3つだけリスト化すると、以下になります。

今回の内容をご覧いただいた上で、とりあえず誰かに相談してみたいと思った方は、ぜひ以下をご確認ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。今回の内容が参考になったという方は、YouTube運用をさらに加速させるための役立ち無料特典をダウンロードして、ぜひ日々の運用の参考にしてみてください。

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